138羽:「縁~ゆかり~」からの続き。
霊的体験をしていても、宗教、信仰を全く信じていない、俺。
信じる者は救われる・・・か・・・
信じてたら救われてるわ。
と、今も思っている。
集ってくる成仏できない霊の方がよっぽど憐れ。必要以上に供養すると付き纏われるのが嫌で、何もできない自分としては、
「ごめん、何もできないや。」
と心の中で呟き、追い払っている。
これで払えているから自分でも不思議。
左手に着けている魔除けの数珠のおかげなのか・・・
とある縁あって、高野山のお坊さんを紹介してもらい、連れて行ってもらった。
お坊さんと話してみたかったからいい機会だった。
だったはずだ。
「いい機会」で終わらなかった。
その僧侶は修行20年以上。
列記とした高僧籍を取得してる。とまでは、事前に聞いていた。
しかし、実際会って見たら・・・恐かった・・・
神宮の神官を結構見てきた方だと自負できる。
けれど、この僧侶を前にしてみれば、威圧感が相当違う。
でかすぎる。
そして後に何かがいる。しかも天井ギリギリまでデカイ何かが・・・気配が圧倒的威圧感を放っている。
はっきり見えないのが惜しいくらい、それは、他の人が持つ何よりもでかく、威厳があった。
近寄り難く、背筋が凍りついた。
これが本物・・・だ・・・
それが、第一印象。
笑顔でお出向い頂いたが、足に力が入らなく、体の震えが止まらない。
占い?
信じないなぁ。
まじない?霊柩車が通り過ぎるときに親指を隠さないと、親の死に目に会えない。とか。
信じてるほうかなぁ。
昔から言葉として残っているような禁忌は、なるべく犯さないようにしている。
変なのに取り憑かれたら疲れるから。
僧侶へ名前と住所、生年月日を書く。
それと俺を直視しただけの一言目。
「結婚しなさい。」
二言目。
「自信を持って大丈夫。あなたは優しすぎるから時にはNOと言ってもいい。」
三言目。
「まだまだ名前負けしている。」
一言目の「結婚しなさい」について、結婚指輪を見せながら言い返してみた。
「結婚はしてますけど、なんでですか?」
「家族になるんだよ。死ねないよ。そして、会社ともね。良縁が今年はすぐにあるから。」
二言目、三言目は自分が一番分かっている。
俺からは名前と住所、生年月日しか情報を与えていないから、グゥの音も出ない程、痛い。
自分の「中身」をずばり言われてしまった。
何も言い返せない。
頷く事しか出来ない。
後のでかい「何か」を俺は見る・・・けれど、見えない・・・
でも、「何か」が僧侶の話に頷くように、俺を見ているのが分かる。
恐い。けど、大丈夫そうな感じの気の塊。
大丈夫だからって、嘘はつけない。
ここでは、嘘をついたらアウト領域だと、入って直感で分かっている。
話されるがまま、頷く事しかできない。
全部当たっている。性格も今までの成りも。
拳を握ったまま、ただただ頷く事しかできず、全てをさらけ出され涙が出そうだった。
更に追い討ちをかけてくる僧侶。
「太陽にあたりなさい。」
意外と外に出てるんだけどなぁ・・・
その言葉の意味があの時は分からなかった。
それから数日後、ある飲み会に誘われた。
実際に集合する事が約3年ぶり。ダンナから快諾頂き、昨日3月25日参加してきた。
そして、あの時の僧侶が言った、
「太陽にあたりなさい。」
の意味が、深い言葉である事だと飲み会で気付いた・・・
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