2016年3月21日月曜日

134:感覚

運動が苦手なムスメ。
得意な事は、歌にあわせ自己流の振り付けダンスと絵画。
そんなムスメでも知っている。

頑張れば、出来る喜びと達成感を。


昨年、ムスメの4歳の誕生日。
自転車を祖父母から買って貰った。
真冬だった為、当時はそこまで練習しなかった。

同年、春から夏にかけて。
ムスメのすぐに飽きる、集中できない性格を改善させる為、1週間だけ自転車の猛特訓を行った。

俺の教え方はかなり厳しい。
けれど、できればしっかり褒める。

16時過ぎに園に迎えに行き、何が何でも自転車をさせた
相当、嫌がる時もあった。
けれど、ムスメは頑張った。
俺に着いて来てくれた。

おかげで、補助輪無しでの自転車走行が、近所で一番に運転できるようになった。
運動が苦手なムスメだが、努力した。
それが報われたときの、達成出来た時の笑顔は今でも忘れない。

今、ムスメの得意技は、高速スラローム。
S字の連続走行が無茶苦茶早い。
ハンドル操作と体重移動で、ペダルが地面に着きそうになるぐらいバンクさせて、走り曲がる。
ペダルが地面と接触すればこけるのは必死。

感覚で運転してんだろう。

俺の自転車暦は小学校低学年からだから、5歳でここまで出来るとは想像だにしなかった。
今は、片手運転の練習中。
意外とやるムスメ。


そして、新たな壁にぶち当たっている。
縄跳びが飛べない。
最初見たときは1回も飛べなかった。

体の動かし方を、筋肉の使うポイントとタイミングを、体を触りながら教える。
でも、直ぐに飽きる。
「このままできなくていいのか?小学校に上がっても、縄跳びからは逃げられない。悔しい思いをするのは自分だ。」
苦言を呈し、強制的に練習させた

その甲斐があった。
1回飛んでは止まる。そしてまた縄を回して飛びなおす。
ゆっくりな縄跳び。
それが、連続で2回、3回と出来るようになってきた。
ムスメも連続記録が増えるたびにやる気が出てくる。

知っている、達成感が次の目標を少し高くしていく。

教えて3日目。
連続6回の縄跳びがゆっくりではあるが、できるようになってきた。
次の設定は、連続10回。
もう教えることはない。

感覚がついたから。

6回連続ができるようになって数分後、ついに連続10回飛びが出来るようになった。

俺は開いた口が塞がらなかった。
たまらなく喜ぶムスメ。
頭をポンポンして褒める。

やりゃぁ、できる。やらなければ、できない。

改めて覚えたはずだ。


同日。
公園へ遊びに行った。

誰もいない近くの公園。
サクラの木は4本ではなくて3本だった。
蕾も膨らみ、もうすぐ開花しそう。
花見酒が楽しみだ。
あ、近隣の人にアポを取って置かないと。

一目散にブランコへ駆け寄り、座って漕ぎ出す。

座って漕ぐだけじゃぁ飽きるはず。
課題を言う。

立ち漕ぎ。

恐怖が先行し、なかなか立てない。
ここは親の出番。
最初は少しだけ、支えてあげる。
「大丈夫、しっかり手の上から握っているから、堂々と立ってみろ。」
震えながらもどうにか立てた。

揺らし始める。
「こーわーいー。」
当たり前だ。初めては誰でも恐い。
「大丈夫。そしたら、手を強く握ったまま、後ろへ下がったら、膝を曲げてみて。」
恐怖を「膝を曲げる」という行動へ、意識をシフトさせてあげる。
ゆっくり、たまにタイミングはズレルが、確実に膝を曲げる。
加速していくブランコ。
「おーーーーー!!!」
来た。恐怖と楽しみの狭間の境地。
後一歩。

今度は俺の補助無しで立たせてみる。
「立つ」恐怖を克服し、すんなり立てた。
そして、自分で漕ぎ出す。
「こーわーいー、けど、たのしー♪」
できた。
立ち漕ぎの完成だ。

公園からの帰り際、もう一度自分からブランコへ。
勝手に立ち漕ぎして、満足して帰宅。


誰もが持っている、初めての恐怖。
けれど、やってみなければ、分からない。
できる可能性はある。
頑張るかどうか自分次第。
幼少じゃ、飽きやすいから、少し厳しくても続ける事を教える。
そして、出来た時の喜びを一緒に分かち合う、褒め合う。

今日、新しく出来るようになった、縄跳びとブランコの立ち漕ぎ。

感覚を開花させれば、子供はすぐに出来るようになる。

ムスメの挑戦はまだまだ続く。
俺は応援し支え続けよう。

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