風邪を患っているダンナ。
鼻水と咳がひどく、ハスキーボイスとなっていた。
そして、俺も感染。
うつらないよう厳重に注意していたにも関らず。
免疫が元々弱いからだろう。
源泉垂れ流しの鼻水。
咳とクシャミの連発。
なんて厄介なウィルスをもってきたんだ。
そうは言っても子供は元気だ。
2歳までは頻繁に病院に通っていた。
それが今では病院知らず。
子供のリンパと白血球の成長速度は恐ろしい。
「笑い」の受注を受けるダンナと俺。
苦しくてもやるしかない。
ダンナはハスキーボイスを活かしてアレをする。
「聞く人によってだと思います。日本では低気圧の方が大変ということで・・・。」
2015年紅白歌合戦で中森明菜さんが言った台詞。
『椿鬼奴がする中森明菜のモノマネ』のモノマネを披露する。
俺のドツボだった。
しかもクオリティが高い。
悔しくも爆笑してしまった。
それに対して応える。
「おーい!何やってんだよ、タメ!!。」
『山本高広がする織田裕二のモノマネ』のモノマネで返す。
タメとは、大阪世界陸上で、1次予選で敗退した為末選手。
それにキレる織田裕二。
そして、
「ずっち~なぁ~。」
ムスメにはいまいちだったようだ。
「まぁまぁ」の評価をダンナから頂く。
「耳の穴かっぽじってよーく聞け!」
「こんなもんじゃ 俺の魂は折れねーよ!」
「1分だろーが50年だろーがよォ 一生懸命生きた奴の人生に価値の違いなんてねぇ!」
続けて連発する得意の坂田銀時を披露。
このモノマネだけは誰にも譲れねぇ。
魂っ子のムスメ。
鉄板で爆笑だ。
沈黙のダンナ。
すると、
「あなたは、本当の巨人さんかな~。」
『進撃の巨人』のスピンオフである『進撃!巨人中学校』のアニメ版内であった、『サシャがひとりで○○してみた』というコーナーの「小林ゆう」さんのモノマネを不意に突いてくる。
本編では、超大型巨人君が学帽、学生服を着て小林ゆうさんの台詞に合わせて、無言で応対、弄ばれるという内容だ。
(左:小林ゆうさん 右:超大型巨人君)
小林ゆうさん、ほんとハチャメチャな人。
以前、共演したよゐこの二人も翻弄されている程、厄介かつ超絶ウケル人物。
銀魂の「猿飛あやめ」役でもある。
「あれ~本物の巨人さんならピチピチっとした活きのいい鯉なのになぁ。」
無茶振りだ。
それでも俺は慌ててその巨人になりすますしかない。
無言でテーブルにうつ伏せになり、まな板の上の鯛の様にシャチホコ鯉を繰り返す。
背筋がいてぇ。
「あ、五郎丸ポーズしてみよっか。」
本編、超大型巨人君がする『五郎丸ポーズ』は普通じゃない。
肩幅より少し大きく足を広げ、中腰、背筋をピンと上に伸ばし、両の手を広げ斜め45度で正面を見据える。
関取を思わせる堂々とした『五郎丸ポーズ』。
なんとかやり遂げる。
運動不足から太股が震え始める。
ある種の筋トレだ。
風邪引きのダンナがハスキーになったから出来る代物のモノマネ。
そして、今しか出来ないであろうモノマネ。
「ありがとうございますぅ。」
トドメも小林ゆうで刺すダンナ。
小林ゆう三昧で、ムスメは大爆笑しすぎて腹筋が痛いらしい。
なにやってんだウチは。
こんなんじゃ、治るもんも治らねぇ。
いや、小林ゆうさんも何やってんだ。
でも、今一番会いたい声優の小林ゆうさん。
俺は銀時、小林さんは猿飛で共演してみたい。
珍しく雪が舞う今朝。
ふと思い出した話だった。
冷えた体を温めるか。
1人で『五郎丸ポーズ』(巨人君Ber)をやってみる。
「うん、寒い。」
どうやら、心の底からは温まらないようだ。

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