昨夜、寝際のこと。
ムスメが突然泣きじゃくって話した。
「ママの風邪が治らなくて、死んだらどうしようかと心配で・・・。」
思慮深く、愛を持って包み込むダンナ。
そうして二人は静かに寝入った。
逆に俺は眠れなった。
ダンナは2週間前ぐらいから風邪を患っており、なかなか調子が戻らずにいる。
昨夜のムスメは「ギュッ」って抱きしめて欲しかったのだろう。
「風邪がうつるかもしれないから、治ってからギュッってするね。」
と、ダンナは断った。
それからの号泣。
そして、言葉だった。
4歳、もうすぐ5歳になるムスメが『死』を認識しているのか。
「疑問」が脳裏にこびり付き思考を止められなかった。
まだまだこんなヒヨッコが理解しているのか。
自分も他人も合わせて『死』は必ずやってくる。
俺も『死』への覚悟と恐怖は少なからず持っている。
再度、『死』という言葉と向き合うと、眠れずにいた。
過激とでも言えるアニメを見たりする我が家。
だからこそだろうか。
死ぬ事の意味、人としての存在が消滅する。
『死』に向かって生きる事への意味。
分かり始めたのだろう。
今朝、昨夜の確認をせずにはいられなかった。
俺は歯に衣を着せて話す事が苦手だから、率直に聞いていく。
「なぁ、死ぬのは恐いか?」
「うん、恐い。」
「パパとママが死ぬのは嫌か?」
「いやだよ。」
「なんで?」
少しの沈黙。
ムスメなりに必死で真剣に考える様子が顔から伺える。
答えを促さず、静かに待つ。
「二人がいなくなったら、寂しいもん。三人いるから楽しいんだもん。」
そう言いながらハグを求めてくるムスメ。
「そうか。だったら死なないようにしないとな。」
自分なりの答えを出した事に嬉しく思い、優しく包み込む。
目頭が熱くなるのを堪える事で必死だった。
何も教えずとも、自分なりの答えを導き出していくムスメ。
その「答え」がすれ違っている時だけ助言をしよう。
自由に、思う存分に思考を止めさせないよう、俺は見守るから。
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