それと同時に万事屋でもある。
主な依頼主は親父。
意外と大物な依頼をしてくる。
以下前例。
実家の床下点検及び防湿剤、防虫剤の配置。
リビング、廊下、畳部屋への断熱材を用いた軽いリノベーション。
テレビ、照明器具の修理。
エアコンの洗浄。
などなど。
そう、築31年の家にはガタがきている。
ちっこい家だが、断る理由がない。
育った場所だからだ。
それだけではない。
出来そうだから。
いや、出来る。と。
かなり傲慢だと自覚はしている。
それぞれの依頼への対応を考える。
状況の確認、目的の創造物の姿。そして予算。
業者に任せればそれなりの成果は挙げられるが、手作りだと安価で済む。
しかも、俺なら人件費は不要。
今のところ、失敗はない。
人件費の代わりに夕食を頂いて帰る。
または、食材をもらって帰る。
今回、新しく依頼が舞い込んだ。
もちろん、親父からだ。
俺には、93歳になった親父方の祖母がいる。
その祖母へ、親父達兄妹で旅行に連れて行きたい。
言葉は悪いが、祖母が旅行をすることが最後になるかもしれない。
思い出のトラベリング。
そういう思いから、親父達は計画していた。
目的地は熊本県天草地方。
親父たちの計画は、旅館のみの設定で終わった。
今回の依頼。
そう、観光プラン。
旅のしおりとでも言うべきものの作成を依頼してきた。
報酬は、旅行への同行及び、旅費の無料。
もちろんのこと引き受けた。
しかし、期限は1週間もない。
各人員への連絡と準備を考えると、3日以内で完成させなければ間に合わない。
それに、当然のごとく失敗は許されない。
満足のいくプランを練らなければ。
楽なのはぶらり旅。
天草のイメージは、天草四郎とキリシタンだけ。
あぁ、知識が足りねぇ。
取りあえず、調べまくる。
天草観光協会のサイトやるるぶ、じゃらんで。
今回の定員は13名。
まずは、大まかな有名観光スポットを抜粋。
次に、93歳の祖母を考慮し、長距離歩行が少ない場所を選抜。
親父達は60代。お土産、地元の食べ物巡りに特化した方がよさそうだ。
あと、記念撮影できる絶景スポット。
ある程度、場所を決めたら、地図を確認。
ルートを決める。
なるべく1本線で事が済むように。
ルートを決めたら、次に移動時間の確認。
昼食等の時間に合わせるように、集合時間、出発時間を逆算していく。
そうして以下、叩上げの完成。
作成するのに2時間もかかった。
11月21日(土)
9:30
出水市内
祖母宅集合
↓
10:00
出発
↓
11:00
食堂旬長島道の駅
(散策、昼食込み)
↓
時刻表 (平成26年 4月現在)
通常ダイヤ
牛深港発
蔵之元港発
いずれかに乗船。
6便
13:20
14:00
7便
14:40
15:20
↓
牛深ハイヤ大橋
(見学、橋上をドライビング)
↓
うしぶか海彩館
(散歩、休憩)
↓
崎津天主堂
(見学)
↓
大江天主堂
(見学)
↓
高舞登山
(行ければ。夕日を見たい)
*徒歩登山少々あり。只絶景らしい
↓
ホテル松泉閣 ろまん館
11月22日(日)
2日目
時間適当
ホテル松泉閣 ろまん館
出発
↓
高舞登山
(前日に行かなければ、行きたい)
*徒歩登山少々あり。只絶景らしい
↓
天草五橋
↓
上天草物産館さんぱーる
(昼食可)
↓
解散
王道ともいえる観光プラン。
遊び心を取り入れたいが、できない。
鹿児島国民文化祭も終わり、行けそうなイベントが少ない。
何より祖母の体力も続かないだろう。
長時間の車の移動は、体への負担が大きいだろう。
多少の登山とか不安だが、これを親父へ提示。
結果は即答。
OK。
おいおいちゃんと見てよ。
登山あるよ。行けるの?誰かおんぶしてよ。
餅は餅屋、酒は酒屋に茶は茶屋に。
トーシロの作ったプランは心配だ。
只、祈る。
成功してくれ。
楽しんでくれ。
どんな感情を持ってもいい。
『思い出』となってくれ。
0 件のコメント:
コメントを投稿